こんにちは。
今週は機構設計部が担当します。
先月になりますが展示会に出かけてきました。
今日はその時のお話をしたいと思います。
出かけてきたのは、
この時期毎年開催されている3Dプリンターに関する展示会です。
3Dプリンターが知れ渡ってから数年が経とうとしていますので
ご存じの方も多いのではないでしょうか。
出始めの頃は造形ができるだけで凄いと感じましたが
最新の状況はかなり進んでいます。
今回勉強になったことが3つありました。
まず1つ目ですが、扱える素材が豊富だということです。
通常の樹脂に加えて、弾性を持たせたゴム状の造形や
金属の造形ができる様になってきました。
特に金属の造形は目を見張るものがありました。
通常、金型を起こして製作すると数カ月かかる物が
数日でできますので、時間短縮はもちろんのこと、
数種類試したい場面でも複数種類を同時に造形すれば
より効果的だと感じました。
2つ目は造形する側から見た場合のソフトの充実です。
読み込んだデータの修復や造形モデル化、サポート材の自動化、
造形領域内への最適化配置が実にスムーズでした。
いままではどちらかというと造形物にばかり注目していましたが、
造形ソフトの側面を知ることができて勉強になりました。
最後の3つ目ですが、造形物の展開が製品にまで広がっていることです。
初期の3Dプリンターの造形は外観サンプルや形状確認といった範囲でした。
いまは、組立治工具や製品の1部品として採用されています。
金型製作するよりも安価になる部品もあり、コストダウンにも有効です。
クオン電子でも3Dプリンタ造形を受注した実績がありますが
当時よりだいぶ精度の向上や種類も豊富になりました。
今回得た情報・知識を基にあらたな提案をお客様にできればと思います。
ではまた次回お会いしましょう。