気付けば年の瀬で、時の早さに戸惑っています。基板設計一課20代の方のHです。
日曜日には松本でも雪が降りました。この時期の雪とは思えない、春先の雪のような水っぽい重たい雪でした。これも異常気象なんでしょうか。
いよいよ冬も本番ですが、最近私は足の冷えとむくみに悩まされています。
そこで、血行促進のため重曹足湯を始めました。やり方はいたって簡単。38度くらいのお湯を洗面器に入れ、ティースプーン2杯くらいの重曹を溶かして15分程足を浸けます。
足を温める以外にも、角質を柔らかくしたり、足のにおいを軽減したりする効果があるそうです。ブーツで蒸れ蒸れ乾燥してカサカサの足の状態を一挙に改善、一石三鳥ですね。
初めは短時間で肌に合うか様子を見た方がよいとのことですが、足のお悩みがある方は試してはいかがでしょうか。
何故こんな話をしたかというと、むくみを感じるきっかけなったのが往復4時間の特急あずさでの移動だからです。
現在、私は週に一度、ある講習に参加するために関東まで出掛けています。
この講習では、電子技術の基礎として様々な講義を受けることができます。
半導体技術やアナログ・デジタル回路の基礎、電磁気学、さらには真空技術や環境、計測学など内容は多岐に渡ります。
実習もあり、これまでシリコンウェハーに薄膜やパターンを形成したり、電波暗室などでのノイズ測定を体験したりしました。
自分の業務に関連の深いことは仕事に直結しますし、半導体素子の中身を実際に見たり触れたりするなどという機会はほとんどないことなので、こういった体験は貴重だなぁ、と楽しみにしています。
受講者の多くは新卒や2年目の若者ですが、中には私と同じように完全な異業種からの転職者や自営業の方もいて、それぞれ業務内容も多種多様で大変面白い集いです。
直近では、実装技術についての講義がありました。半導体パッケージや我々の扱うプリント基板について、過去現在そしてこれからの技術について学びました。
真空管に始まって今ではLSIが主役かと思いますが、数十年の間に小型化高密度化の進化が凄まじくて改めて驚きますね。
今やチップ部品も0603サイズは当たり前になり、0402や0201とどんどん小さくなっていきます。BGAやCSPなどの搭載もこれから更に増えるでしょう。
そこで怖いのが実装不具合が起こってしまうことです。部品1つの不具合で基板そのものが使えないとなると…恐怖です。
プリント基板の設計の悩ましい部分といえば、電気的に良い設計と製造、実装のしやすい設計を両立するのが難しいということがあります。
入社当初から言われてきたことですが、最近よくよく考えるようになりました。どんなにいいパターンを引いても、造れなければ意味がないので、そのバランスを見極めていくにも日々研鑽が必要なんですね。
今回の講師の方いわく、実装不具合で歩留まりが悪いのは半分以上設計のせいとのことで、なんだかすみません…という気持ちになりました。
が、クオン電子ではもちろん電気的にも製造的、実装的にもバッチリ配慮した設計をおこなっております!安心してお任せください!
と宣伝したところで、今回はおしまいです。
毎日寒いですが、皆様お体に気をつけて良い年末年始をお過ごしください。