先日三九郎が行われました。三九郎とは小正月の伝統行事です。
正月飾りやダルマなど縁起物を飾りつけて燃やし、その年の豊作や無病息災などを祈るとともに、
燃え上がる炎と高く立ち上る煙に乗せ、お正月の神様を空高くお送りするのです。
今年度はコロナでことごとく行事が中止になっているなか、久しぶりの地区の行事でした。
外で行われるということと繭玉などは食べないという条件でしたが。
繭玉?!なにそれという方、繭玉とは上新粉に色を付けて繭玉の形に作った小さなお団子です。
これを柳の枝にさして三九郎の火で焼いて食べます。
子供たちはこれを楽しみにしています。
繭玉のほかにマシュマロやウィンナーなども焼いてみたりして楽しんでいます。
しかし今年はそれもありません。まぁそれも今年はしょうがないなぁと思っていましたが、
直前になって松本市で感染警戒レベルが5に上がってしまいました。
結果中止にはなりませんでしたが、
いつもは作るところから子供たちも参加していたものが焼く時だけ見る、
それも強制ではないので無理には来なくていいですよなんて言う連絡網まで回ってきました。
そのためか当日はやっぱり子供たちはほとんど来ませんでした。
私は今回は役員のためどちらにしろ参加しなくてはいけなかったんですが、作業も大人たちが行い、
火をつけて終わるまで淡々と終わっていきました。
なんかいつもならワイワイやっているのにすごく寂しい三九郎となってしまいました。
まだまだ感染者が減らず色々と影響がありますが、一日でも早く終息して
平和な日常が戻ってきてほしいと願いを込めて三九郎を見守った
総務部のUでした。